_人生には「結婚」という大きな節目があります。
今まで別々の生活を送っていた2人が、新しい家庭を築いていくことになります。
今までの恋人期間の時には、相手のお金の管理などはあまり意識する必要もなかったかもしれません。
しかし、これからは2人で築いていかなけらばなりません。
奥さんが専業主婦になりご主人の収入のみで生活する場合、ご主人が管理した場合は奥さんに生活費を渡し、奥さんが管理した場合は、ご主人にお小遣いを渡すというのが一般的かもしれません。
では共働き場合はどうでしょうか。
これからはお金はどのように管理していくのか、一緒にして管理していくのか、独身時代と同様お互い別々に管理していくのかをまず決めなければいけません。
ちょっと言い出しずらい部分かもしれませんが曖昧にしたままでは返ってトラブルを招くことになります。
今回は管理を一緒にした場合、別々にした場合のそれぞれの違いやメリットについて挙げてみました。
お金の管理を一緒にした場合
(管理の一例)
① 給料日にお互いの給料を合算
② 生活費、水道光熱費、貯蓄費、保険、ローン(住宅、車など)、双方の小遣い(事前に金額を決めておく)などを差し引く
③ 残金は旅行や家電購入費用などに、また突発的な出費に備える。
メリット
① 収入を合算することで、自分のお金から2人のお金という意識になり浪費や無駄づかいが無くなる。
また、水道光熱費の金額も把握できるので自然と節約を心がけるようになる。
② 家計の収支をお互いが把握するようになるので、貯金はしてるの?どれくらい給料をもらってるの?無駄づかいしていない?
などの探り合いをすることはありません。
③ 家計を一緒に管理することは2人の共同作業です。一緒に生活している家族という実感がもてます。
余ったお金の使い道など楽しい会話を持つことも出来るでしょう。
お金の管理を別々にした場合
(管理の一例)
① 支出費用(生活費、水道光熱費、保険、ローン(住宅、車など)はどちらが何を支払うのか等を、事前に決めて出し合う。
② 残金は自身のおこずかいや貯蓄に回す。
メリット
① お互いお金の使い道などに干渉されることがない
② 毎月固定のおこずかいではないので、自由に使えるお金が増える。
③ 相手に依存しすぎることがなく、お互い自立した関係が保てる。
メリットは双方にありますので一概にどちらの方がいいというものでもありません。
家庭のスタイルもそれぞれ違います。考え方もそれぞれ違うものです。
一つの正解があるものではなく、多種多様があって当たり前のものです。
「実家は全て父が管理していてうまくいっていた。」、「友人の家庭は奥さんが全部管理している。」など別の家庭と比較出来るものでもありません。
言い争いの原因にもなりかねませんので、そのような発言は避けましょう。
まずは2人が納得できる管理の方法をよく話し合うことが大切です。
自分たちのスタイルにあった管理の方法を見つけることが、長い結婚生活を円満に楽しくすごす秘訣だとおもいます。